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談話会『日本からみつかった巨大隕石衝突の記録』

師:
尾上 哲治 准教授(熊本大学)
時:
平成26年11月28日(金)16:15~17:45
所:
理学部本館2階 21講義室
旨:

「恐竜は巨大隕石の衝突により絶滅した」 ― このような説が1980年アルバレツ親子により提唱されてから,約30年が過ぎました.この間研究者は,恐竜が絶滅した6500万年前の「白亜紀/古第三紀境界」とよばれる時代以外からも隕石衝突の痕跡が見つかるはずと考え,これまで多くの研究がなされてきました.しかし実際に生物の絶滅を引き起こしたような隕石衝突は,白亜紀/古第三紀境界以外からはみつかっていません.そのため,生物の絶滅を引き起こすほどの巨大な隕石衝突は,白亜紀/古第三紀境界だけだったのではないかと考えられるようになってきました.

ところが最近になって,岐阜県の木曽川川岸に露出する「チャート」とよれる約2億1500万年前(三畳紀後期)の地層から隕石衝突の証拠がみつかりました.推定された衝突隕石のサイズは最大で直径約8kmと巨大なもので,この衝突が当時の地球環境に大きな影響を与えたことが予想されます.本講演では,日本から世界で初めて明らかになった隕石衝突の証拠とその研究を中心に紹介します.

世話人:
山下 勝行