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先輩からのメッセージ

浅沼友光
平成18年度博士前期課程修了

地球科学ではどのようなことが学べるかと聞かれたとき、多くの人は気象や地震などを思い浮かべると思います。しかし、それは地球科学のほんの一部分でしかありません。地球科学では地球上で起きるすべての現象を取り扱います。そこには熱水循環のように未だ全てが解明されていない現象も多くあります。

高校時代から理科と数学が得意で,自然現象にとても興味を持っていたので,大学入試では理数系の分野を幅広く学ぶことのできる,岡山理科大学理学部基礎理学科に入学しました。学部3年の時,「気象と海洋の科学」という授業で気象学を学んだことをきっかけに気象に興味を持ち,学部の時に学習する内容より,もっと本格的に気象学を学びたいと思い,気象学に力を入れておられる岡山大学大学院自然科学研究科地球科学専攻に進学することを決意しました。

2005年度は地球科学専攻の中で他大学から入学してきたのは私一人しかおらず,さらに他の大学院生とは学部時に習っていることが違うので,入学当初は何もかもが分からないことの連続で,大変苦労したのを覚えています。しかし他の大学院生が分からない所を親切に教えていただき,また担当教授のご好意で学部の授業や実験などに特別に出席させていただいたこともあり,次第に生活に慣れることができ,現在は楽しく充実した大学院生活を送っています。

さて,私は研究をするにあたって,まだ解明されてない新しいことに挑戦したかったので,まだほとんど手のつけられていない台風接近時における瀬戸内海の高潮について,気象・海洋・波浪の3つの数値モデルを組み合わせた研究を行っています。昨年度は数値シミュレーションをより詳しく学ぶため京都大学の先生にお願いして何度も勉強をしに行きました。また,京都大学での研究発表会で成果を発表したり,岡山県の水産環境研究会で発表したりと普段できないような貴重な体験もすることができました。このような体験ができるのも大学院生のうちだと思うので,みなさんも大学院生になりどんどん新しいことに挑戦し,色々な経験をしてみてはどうでしょうか。

2004年台風16号における宇野と水島の潮位偏差と気圧